大切に集めたフィギュアや組み立てた模型は、きれいな状態で長く飾っておきたいものです。棚にそのまま並べておくと、いつの間にかほこりが積もったり、日差しで色があせたり、地震で倒れて破損したりすることがあります。こうしたトラブルを防ぎながら見栄えよく飾るのに役立つのが、ディスプレイケース(コレクションケース)です。
この記事では、ディスプレイケースを選ぶときに確認したいポイントを、ほこり・日焼け・地震という3つの対策を中心に整理します。
ディスプレイケースの主な種類
ディスプレイケースにはさまざまなタイプがあります。飾りたい物の数や大きさ、置き場所に合わせて選びましょう。
| 種類 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 卓上の小型ケース | 1体〜数体を入れる箱型。机や棚の上に置ける | 特にお気に入りの1体を飾る |
| 棚付きのコレクションラック | ガラスや樹脂の扉と複数の棚板がある大型タイプ | 数が多いコレクションをまとめて飾る |
| 壁掛けタイプ | 奥行きが浅く、壁面に取り付けて使う | 小物やミニカー、床に置く場所がない場合 |
| ライト付きタイプ | 内部にLED照明があり、夜でも映える | 見せる収納を楽しみたい場合 |
ほこり対策:扉と密閉性を確認する
ほこりは細かい部分に入り込むと掃除が難しく、塗装面を傷つける原因にもなります。ほこり対策を重視するなら、次の点を確認しましょう。
- 扉付きかどうか:前面が開いているタイプより、扉で閉じられるタイプの方がほこりは入りにくくなります。
- すき間の少なさ:扉と本体のすき間を埋めるパッキンやモヘアが付いているものは、密閉性が高めです。
- 扉の開き方:開き戸・引き戸・上からかぶせるタイプなどがあります。置き場所の前に開閉できるスペースがあるか確認しましょう。
なお、完全に密閉すると湿気がこもりやすくなる場合もあります。湿気の多い部屋では、ケース内に除湿剤を置く、時々扉を開けて換気するなどの工夫も取り入れましょう。
日焼け対策:素材と置き場所を工夫する
フィギュアや模型の塗装・樹脂は、紫外線を長く浴びると色あせや黄ばみが起こることがあります。日焼けを防ぐには、ケースの素材と置き場所の両方が大切です。
UVカット素材かどうか
ケースの扉や側面に使われるアクリル板・ガラスには、紫外線を減らす加工がされているものがあります。商品説明に「UVカット」と記載があるかを確認するとよいでしょう。ただし、紫外線を完全に防げるわけではないため、置き場所の工夫と組み合わせることが大切です。
直射日光の当たらない場所に置く
窓際は日差しが入りやすく、季節や時間帯によって思わぬ角度から光が当たることがあります。できるだけ窓から離れた壁際に置く、遮光カーテンを使うなどの対策を取りましょう。ライト付きのケースを選ぶ場合は、熱を持ちにくいLED照明のものを選び、長時間の点灯は控えめにすると安心です。
地震対策:倒れない・落ちない工夫
地震の多い日本では、ディスプレイケース自体が倒れたり、中の作品が倒れて破損したりする対策が欠かせません。
- ケースを固定する:背の高いラックは、転倒防止の突っ張り棒や固定ベルトで壁や天井と固定しましょう。
- 重い物は下段へ:重心を低くすると倒れにくくなります。
- 作品を台座に固定する:耐震用の粘着マットやジェルを使うと、揺れで倒れるのを防ぎやすくなります。素材によっては跡が残る場合があるので、目立たない場所で試してから使いましょう。
- 扉にストッパーを付ける:揺れで扉が開いて中身が飛び出すのを防ぎます。
- ガラス扉の場合は飛散防止を検討:飛散防止フィルムなどを使うと、万一割れたときの被害を減らしやすくなります。
サイズと奥行きの確認も忘れずに
ケース選びで意外と多い失敗が、サイズの見落としです。外寸だけでなく内寸(実際に飾れる高さ・幅・奥行き)を確認し、飾りたい作品の最大サイズより少し余裕のあるものを選びましょう。棚板の高さを変えられるタイプなら、作品の大きさに合わせて調整できて便利です。将来コレクションが増えることも考え、少し大きめを選ぶか、同じシリーズで買い足せるものを選ぶのもひとつの方法です。
まとめ
ディスプレイケースを選ぶときは、ほこりを防ぐ扉と密閉性、日焼けを防ぐUVカット素材と置き場所、地震に備えた固定と耐震対策、そして内寸の確認がポイントです。どれかひとつだけでなく、いくつかの対策を組み合わせることで、大切なコレクションをより安心して飾れます。価格や仕様は商品や時期によって異なるので、購入前に販売ページで最新の情報を確認してください。

コメント